コンビニとインターネット
コンビニがインターネット事業を相次ぎ強化しているようです。
ローソンはネット書籍販売のアマゾンジャパンと提携、店舗で商品を受け取ることができる
サービスを始め、セブン-イレブンもサイトを全面リニューアルし、幻の焼酎を取りそろえる
など内容を充実させたとのことです。
書籍の受け取りサービスは、すでにセブンーイレブンがヤフージャパンなどと「セブンアンド
ワイ」を設立し展開しているほか、ファミリーマート等も楽天ブックスと展開しており、ローソンは
最大手のアマゾンと組むことで巻き返しを図る方向のようです。
全国のコンビニ売上高は既存店ベースで2007年まで8年連続で前年割れ、店舗の飽和で
成長が鈍化しています。
市場の拡大が続くネット通販との融合を加速し、市場成長の巻き返しの一手に期待がかかる
ところです。
この情報を受けて、どう感じるでしょうか?
これから企業が生き残る上でのキーワードは「アナログとデジタルの融合」だとよくに言われます。
時間の費用を払拭したサービス、つまり最寄りのお店で、いつでも引き取れる強みを活かした
コンビニの新たな付加価値の提供です。
家にあまりいないので、コンビニ受取のサービスはとても有難いと感じる人はたくさんいる筈です。
これはコンビニ同士の競合の話になっていますが、果たしてそれ以外の小売店のお店に置き換えた
場合はどうでしょう?
ネット販売しているお店が、通常の宅配便のサービスだけでは購買の「機会損失」になっているの
かもしれません。
もうひとつ忘れてはならないのは、コンビニ受取を希望する多くの人の生活とは、朝から夜まで家に
いないということです。
そんな忙しい人は、いつ、どこで、何を使ってネットショッピングをしているのでしょう?
夜パソコンの前で眠いのを我慢して・・・・・?
貴重な休日にデートの時間を削って・・・・・?
「注文~受取」までをユーザー側として考えて見ると、どう準備したらいいかが見えてくると思います。