ヨード卵 光

「いくらで売るのか(価格=Price)」
「どの流通経路を使って売るのか(場所=Place)」
「どんな販促方法を使って売るのか(販売促進=Promotion)」
を考えなければなりません。
これは、それぞれの頭文字をとって「マーケティングの4P」と呼ばれています。
これが、マーケティングを構成する4つの要素になります。
そして、これらの4つのPを効果的に組み合わせたものが、マーケティング・ミックスと呼ばれるものです。
つまり「売れるモノ」にするためには、4Pをバラバラに考えるのではなく、それぞれの要素を関連付けた
仕組みを考えなければならないということです。
日本農産工業のヨード卵「光」の話です。
この卵は価格が1個あたり50円と一般の卵と比較すると高く、しかも他の卵の相場の変動に
価格が左右されない高付加価値商品です。
そし、この価格が、まず健康食品としての顧客の信頼度を高める要因となっています。
しかし、この価格設定のために当初は量販店などには受け入れてもらえませんでした。
そこで、流通としては小規模のお店に販売してもらう戦略をとりました。
販売促進も大々的なテレビ・コマーシャルなどはあまり使わず、お店を1件づつ回る人的販売を
中心に行いました。
一方で、大学の医学部などにヨード卵「光」の健康効果の研究を依頼し、その研究発表がマスコミ
などで取り上げるようにプレスリリースしました。
その結果、顧客がヨード卵「光」を支持し、全国の量販店やコンビニまでも置かせてほしいということに
なりました。勿論、価格設定は当初のままです。
そしてヨード卵「光」は全国の量販店、コンビニに行きわたり大ヒットにつながりました。
この話は、マーケティング・ミックスが効果的に実行された例としては有名な事例です。
この事例で言いたいことは、マーケティングの4P、製品、価格、流通経路、プロモーションは独立した
別個のままでなく、それぞれを深く関連させながら上手に組み合わせることが大切であるということです。
このような方法は、なかなか個々のお店できちんと実行するのはたいへんかもしれません。
しかし、複数が連携し、ITを効果的に使えば
そんな可能性を持った動きの兆しが出てきたようにも感じます。
中小には 地方には 大手ではマネの出来ない商い(飽きない)があると思います。